北鎌尾根は断念、槍沢から槍ヶ岳
libero
リベロ山の会
メンバー:CL:Prin、YoidoreYmaoyaji、Kyonko
2023年10月21日(土)~22日(日)
悪天候予報にいったん中止したものの、せっかく休暇を取ったのに山に行かない手はない。天気図とにらめっこした結果、雨飾山に決定。いずれにしても初日は悪天が予想されたので、オートキャンプができる雨飾高原キャンプ場が登山口にあることが決め手となった。
雨飾山は新潟県と長野県との県境にある、標高1,963mの山。深田久弥の日本百名山で知られる中高年登山者に人気の山でもある。初日はのんびり出発したが、テントを張るころには雨が降り出し、手がかじかむほどの寒さとなった。
我々が小川山などでクライミングするときに、ベースにすることから「キッチンテント」と呼んでいるコールマンの大型テントを、まずはウッドデッキに立てた。その中で調理をしたり、くつろいだり、とても快適だ。寝るときは、中に山用のテントを二つ張り、濡れることなのない雨中キャンプとなった。
夕方にはみぞれが混じり、山の上は本格的な降雪となっていたようだ。山に入り高度を稼ぐにつれ赤や黄の色鮮やかな紅葉と純白の雪、スカイブルーのグラデーションに目を見張る。紅葉は見ごろだとは思っていたが、こんなに美しい景色に出会えるとは、誰が予想していただろうか。偶然が重なった結果の幸運だ。
ただ残念だったのは、雨飾山荘からのツアー登山客なのか時間を追うごとに人が増えて、頂上直下の急登はついに大渋滞となってしまった。それを見た瞬間、3人のモチベーションは、だだ下がりとなった。下ノ廊下とはまた別の絶景に満足してしまったせいかもしれない。
【コースタイム】
2023年10月22日 雨飾高原キャンプ場6:00~荒菅沢の出会い9:10~11:00笹平~頂上への分岐11:15~13:30キャンプ場